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ミュージカル「メンフィス」製作発表レポート!

 

 

2017年11月2日、『メンフィス』の製作発表が都内で行われた。

 

まず、キャスト5名による歌唱披露。デルレイが黒人のホットなナイトクラブの様子を描く「Underground」(ジェロ)、ヒューイ・カルフーンの音楽に対する熱い思いが詰まった「The Music Of My Soul」(山本耕史)、ボビーの軽快なロックンロール「Big Love」(伊礼彼方)、フェリシア・ファレルが黒人女性の辛苦を歌う「Colored Woman」(濱田めぐみ)、人種間の諍いを鎮めるゲーターの祈り「Say A Prayer」(米倉利紀)がメドレーで、最後には物語のエンディングナンバー「Steal Your Rock ‘N’ Roll」を全員で熱唱。声量たっぷりのパワフルな歌と、美しいハーモニーの響きに、会場からは自然と手拍子が起こり、「Listen to the beat 心開いて♪」のサビ部分では大盛り上がり。2年前の熱気が蘇ると同時に、再び『メンフィス』であの熱気を体験できると思うと、感慨もひとしおに感じられた。

 

 ここで司会者に促され、ヒューイの決め台詞「ハッカドゥ!」を参加者全員で練習。威勢の良い「ハッカドゥ!」の掛け声により、キャストが再び登場。キャラクターを思わせる扮装がチャーミングだ。

 

 司会が山本に演出でこだわる点を聞くと、「今、毎日作っている最中で、どのシーンにもこだわっています。点というよりも大きな丸で一つの太いものを印象付けられたら。もちろん細かいディテールも、自分が見てみたいものを作っています。キャストが生で動くのを見るのが楽しいですね」。「新たな楽しみがあるということですね」と司会が言うと、「伊礼彼方のことですか?」と「新た」を「彼方」にひっかけて、山本がボケる場面も(笑)!「前回は抽象的だったので、もう少しリアルに寄せて、シャープに描けたらと取り組んでいます」。
 濱田は、フェリシアと似ている点について聞かれると、「集中しすぎて周りが見えなくなるところ。目標を定めてそれに向かう様、思いの強さ、ハードルを乗り越えるバイタリティとか自分とリンクしますね」。山本との二度目のタッグについては、「全部お任せ。耕史さんについていきます」。

 ジェロはデルレイとして前回との変化について、「前回は歌と台詞で頭がいっぱい。今回は前回の反省点をクリアし、それ以外のところ、喋っていないシーンをどう見せるかを意識しながらやっていきたい」。
 米倉はゲーターという喋れない役を演じるにあたり、素は無口なのかと問われると、「まだお稽古場では無口で、様子を伺っている最中。濱田さんとご一緒するのは3本めで本当に仲良くさせてもらっていて、稽古の前後に2〜3時間お喋りするのですが。つまりゲーターは僕とは真逆。ゲーターは1幕ではほぼ喋りませんからね」。
 伊礼はメイクについて、「黒人役はなかなかないので、メイクは課題かと。皆さん、どうですか?黒人に見えますか?」と客席に問いかけるも、首を横に振る人多数。「勉強になります。本番では頑張ります」と意気込んだ。

 

 この後、記者からの質問タイム。山本と濱田が、前回共演の印象を聞かれて、「濱田さんとは前回が初共演。歌稽古ではさすがだなぁというところから入って。先ほど、フェリシアと自身がかぶるところがあるとおっしゃっていて、なるほどな!と。一生懸命取り組む姿を見ているし、人一倍の熱意を感じる人。ヒューイは落ち着きがない役なので、(濱田さんの)ドシッとした感じと僕のふわふわした感じのバランスが良かった印象」(山本)。「皆さんご存知だと思いますが、(山本さんは)とにかく天才です。お芝居も感覚も直感も。アドバイスするにしても、ものすごく具体的で的確。お芝居の呼吸も、ご自分の芝居をしながら相手のこともよくわかっていて、どうしてできるのだろう?と不思議なくらい。私のフェリシアは耕史さんのヒューイに伴って出来上がった感じです。ギクシャクすることが全くなくて、やり出したらスムーズにいく不思議な感じ。耕史さんの船に乗っていれば、必ず上手くいくと信頼しています。感覚の凄さは一番かも。天才です」(濱田)。その言葉を受けて、山本は「僕の誕生日は10月31日。テンサイ!」、満場の拍手と笑いが湧いた。

 ジェフリー・ページとの演出のすみ分けについては、「今、僕が全体をガーッと作っていて、ここから振付やステージングなどの細部をジェフリーが詰めたり、逆にジェフリーの振付に僕がこれを加えたいということもあるでしょう。どちらかに偏るのではなく、お互い良いアイディアを出し合って、作っていく。それはカンパニー全体にも言えることで、僕がみんなに「どっちがいい?」と聞くことも」(山本)。前回との違いは「脚本自体は同じですが、基本的には全く違います。まず空間が変わります。抽象舞台から、今回はもっとリアルな場所に設定し、お客さんが見やすく、演者が想像しやすい舞台になるかと」(山本)。演出家・山本の印象について、「頼りになる兄貴。好きに遊ばせてもくれる。そこでジャッジしてもらって、作っていくのが楽しいです。山本さんの頭の中にあるものは、ネタバレになるから言えないけど、日本初なんじゃないですか?」(伊礼)。山本が「割と初めてのことかもしれないね。今までなぜやらなかったの?ということを試していて。お客さんに劇場を移動してもらう感じですかね」と話すと、参加者から「えーっ?」と疑問と期待の声が。どうやら、何か特別な企みがあるらしい。

 

 最後はキャストからのメッセージで締めくくられた。「情熱、愛情は負の連鎖を断ち切る一つの方法であり、そうやって人類は進化してきたのだと思います。僕がこの作品の一つのピースとして、そのメッセージを皆様に届けられるよう頑張りたいです」(伊礼)。「この物語を僕たち一人一人の人生に置き換え、心で消化しながら稽古しています。新しい演出の2017年版をお届けできるように頑張ります」(米倉)。「恋愛や人種差別がテーマにあり、僕自身も差別された経験があります。言葉で伝えきれないことは自分の演技で表し、僕自身がその架け橋になれたらいいなと思います」(ジェロ)。「前回同様、フェリシア・ファレルとして楽しみたいです。皆様、劇場でお待ちしています」(濱田)。「1950年代の人種差別をモチーフにしていますが、印象として残るのは活劇というか、一人の男性が素晴らしいものを世に広めようと勇気を持ってチャレンジし、結果は成功したのかしていないのか想像の中ですが、僕は爽快な印象を受けました。重いテーマをじっくり考えることもできれば、感覚で楽しい!とも思える。どちらでも楽しめるように作りたいと思っています。ぜひ皆さん、遊びに来てください」(山本)。
 話を聞けば聞くほど、今回の『メンフィス』にワクワクが止まらない。ぜひ劇場へ!ハッカドゥ!