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コメント

■演出・出演 吉田鋼太郎

―次回作が決まった喜び
『ヘンリー五世』は、日本ではこれまでほぼ上演されたことがない戯曲です。何百年も前のイギリスの歴史劇ですから、現代の日本人にとってはどうでもいいといえばどうでもいいお話なのですが、“今”の世の中に通じる様々な要素が含まれています。立ち回りなんかもあって、非常に活き活きとした作品なので、お客さまがみて面白かったと思えるような、そういう芝居にしたいと思っています。

―松坂桃李について
松坂桃李くんとは、(『ヘンリー五世』の前作にあたる)『ヘンリー四世』という舞台で共演しています。彼にとってシェイクスピア作品を演じるのは初めてだったのですが、非常に勘が良く、シェイクスピアのセリフを語ることのできる口跡の良さ、声量、気品を持ち合わせていました。『ヘンリー四世』は彼が演じた主人公のハル王子が王になって終わったのですが、今回の『ヘンリー五世』は正にそこから始まる、いわば続きものになっています。そういう意味では、『ヘンリー四世』をご覧になった方には是非またお楽しみいただければと思いますし、桃李がこの役をやることを快諾してくれたことはとても嬉しいです。あいつはホントにいい奴です。

―松坂桃李に期待すること
前回の『ヘンリー四世』では、(稽古を通じて)非常にシェイクスピアのことを理解し、「桃李はシェイクスピア演劇の中心に立てる俳優だ」と思いました。今回の舞台ではさらに成長し、皆を引っ張って、桃李ならではのシェイクスピア、桃李にしかできない『ヘンリー五世』を出現させて欲しいと思っています。そのためにふたりで話しながら、切磋琢磨していきたいと思います。

■松坂桃李
2013年の『ヘンリー四世』から月日を重ねて再びシェイクスピアの世界に戻ることができるのは、大変光栄に思います。と同時にシェイクスピアの言葉と対峙することを考えると怖くもあります。あの時、座長だった吉田鋼太郎さんが演出される『ヘンリー五世』に出演することは深い縁を感じています。成長したハル(ヘンリー五世)の姿をお届けできるよう精一杯、頑張ります。2019年、劇場でお会いしましょう。

■溝端淳平
人生で初めて観た舞台が蜷川さんのシェイクスピア・シリーズでした。感銘を受けた蜷川演出に後に立たせて頂く事が出来、深い縁と恩を感じています。蜷川さんの意志を受け継がれた鋼太郎さんにお声をかけて頂き、また稽古場で神経を注ぎながらシェイクスピアに挑める喜びを強く感じています。尊敬してやまない鋼太郎さんの演出を受けるのは、気負いと重圧はありますが、それ以上にこんな贅沢な時間に感謝です。

■横田栄司
彩の国シェイクスピア・シリーズに参加する時、ぼくはいつも祭りを待つ子供のようにうきうきとします。お客様の大いなる期待も、蜷川さん亡き後、『アテネのタイモン』の時に痛いほど感じました。その期待を裏切らぬよう、先人たちが咲かせた花を枯らさぬよう、吉田鋼太郎さんを先頭にぼくたちはまた、厳しい稽古を積み、努力を続けてまいります。どうか共に祭りに参加してください。夢の劇場でお待ちしております。

■中河内雅貴
この度初めて、彩の国シェイクスピア・シリーズの『ヘンリー五世』に出演させて頂ける事を舞台人としてとても嬉しく思っております。吉田鋼太郎さんの演出を受けられること、また松坂桃李くんと久しぶりに共演が出来ること、とても光栄です。僕の役者人生の全てをかけて挑みます!そしてお客様と蜷川さんにしっかりと届けたいと思います。

■河内大和
初めて彩の国シェイクスピア・シリーズに参加させて頂いた『ヴェローナの二紳士』の時の震えを、今でもはっきりと憶えています。このシリーズに参加させて頂くことがどういうことなのか、しっかりと受け止め、吉田鋼太郎さんの演出を受けることができる幸せとプレッシャーを噛み締めながら、尽力して参る所存でございます。