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2018.8.23 【連載】『生きる』舞台裏密着レポート~第三回 インタビュー 渡辺勘治役:市村正親~

生きる

第三回 インタビュー
渡辺勘治役:市村正親

今年10月に上演のオリジナルミュージカル『生きる』の舞台裏に迫る連載、第三回。
今回は鹿賀丈史さんとのダブルキャストで主人公・渡辺勘治を演じる市村正親さんにお話しを伺いました。

市村正親さん

最期に魂だけが残っているような情熱を感じます

―初めて『生きる』がミュージカル化すると聞いたとき、どう思われましたか?

映画で主人公・渡辺勘治を演じた志村喬さんと、ラジオドラマでご一緒したときのことを思い出し、「あの志村さんの役をやるんだ」と思いました。光栄ですね。ラジオドラマでは僕は志村さんの息子のような役だったので、僕もずいぶん年をとったなと思いましたけど(笑)。

―映画「生きる」にはどんな印象をお持ちでしたか?

死を決意した男の最期の情熱、と言いましょうか。ろうそくの火が消える前に、最後にパアと輝く、そんな瞬間を志村さんが演じられていたと思います。最期に魂だけが残っている、魂だけがぶらんこに乗っているような感じ。映画ではアップのシーンが多くて、「目は心の眼」というように、志村さん演じる渡辺勘治の目のアップが本当に色々な表情をしていて、心の中の感情がすべて溢れてくるようでした。志村さんと黒澤明監督の情熱を感じますね。

ブランコに乗るラストシーンをイメージした本作宣伝ビジュアル

渡辺勘治は判で押したような人生を送っていた男。僕とは真反対!

―市村さんが演じられるのは、還暦直前に余命半年を告げられ、残りの人生をかけて公園作りに奮闘する市民課長・渡辺勘治です。彼はどんな人物だと思いますか?

この物語は、今まで判で押したような人生を送っていた男が、ある日突然ガンを告げられるという話。僕自身とまるっきり反対なんですよ!だからそのイメージを捕まえるのに苦労すると思います。これまではマクベスやリチャード(Ⅲ世)、ハムレット、ゴッホというように劇的な人生を送った男を演じることが多かったので、「判で押したような日々の男」はこれが初めて。難しいけど、稽古場でつかんでいくんだろうなと思います。

―その生き方はどう思いますか?

僕はその生き方はしないな。父親が、今までの人生を振り返って何もない、ってそれじゃあ息子も嫌がりますよね。いつも同じ格好で同じ時間に家を出て…うちの親父もそういうタイプじゃなかったから、僕みたいな息子になっちゃった(笑)。

マクベスを演じた『NINAGAWA・マクベス』(2017年 撮影:Piet Defossez)
画家・ゴッホを演じた『炎の人』(2011年 撮影:田中亜紀)

―4月に実施したワークショップはいかがでしたか?

大変でした。役がまだ完全に自分の中に入っていなかったから…なんて言うか、熱いお風呂に入る前に、シャワーとかで少し身体をあっためたりしてから入るじゃない?いきなりだと「あっつい!」ってなるから、「よし、これからいよいよ入るぞ!」という段階だったんじゃないでしょうか。そういう作業は新鮮で面白かったです。

舞台の本番公演の合間をぬって『生きる』の稽古をする市村さん

―劇中のナンバーで好きなナンバーはどれですか?

ヤクザが大勢で歌うナンバー、「金の匂い」が面白くて好きですね。ずっと聞いていたい。(作曲の)ジェイソンさんの曲は本当に美しい!美しいんだけど難しい。でも、本当にいい曲ばかりですよ。

♪金の匂い(ヤクザ組長と手下たち)
渡辺の公園作りを阻止するヤクザ。彼らの圧力に屈することなく立ち向かう渡辺に、「公園なんて無駄、世の中、重要なのは金だ!」と、ヤクザたちが自分たちの力を誇示しながら歌うハードボイルドなナンバー。

▼その他の楽曲解説・デモ音源はこちらから
http://www.ikiru-musical.com/music.html

―人生の最期に、これだけはやりたい!と思うことはなんですか?

自分の息子たちの舞台を観たい。芝居を観たい。本音ですね。

次回は8月30日(木)更新予定です。お楽しみに!


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2018年11月15日(木)公演情報

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